キラキラ☆プリキュア アラモード 第1話『大好きたっぷり! キュアホイップでできあがり!』感想

『キラキラ☆プリキュア アラモード』が放送開始されたのです。キャッチコピーは「つくって! たべて! たたかって! 元気と笑顔をレッツ・ラ・まぜまぜ!」。スイーツ×アニマルをテーマに、少女たちが伝説のパティシエ・プリキュアとして活躍する姿が描かれる。

第1話は、主人公である宇佐美いちかにスポットを当てたお話。久しぶりに日本に帰国する母親の為にケーキをつくろうと奮闘する彼女の前に、スイーツに込めた想い『キラキラル』を求める妖精ペコリンと悪い妖精ガミーが現れ、なんやかんやあってプリキュアになるというもの。

掴みはいい感じだった。コミカルに百面相をするいちかちゃんが可愛いし、母親からのドタキャンで落胆しつつもペコリンとスイーツに込められた想いを守護るために戦う決意をする姿が涙腺を緩ませる。第1話は「お母さん」に対する想いなので、特殊な人でもない限りはキャッチーだったのではないかな。

誰かの為に何かを為そうとするプリキュアと、欲望の為に奪おうとする悪の妖精との対比がわかりやすい。EDテーマの後の1分間クッキングコーナーといい、子供と保護者の双方を意識した丁寧な作品であることが伝わってくる。

教育テレビ的なノリが新鮮でよかった。

そういえば、今作では肉弾戦を封印して「クリームエネルギー」と呼ばれる力を使ったバトル描写になるとのことで話題になったが、第1話を視聴した限りではそれなりに格闘はしていた印象。トドメはキラキラルによる『ねるねるねるね』攻撃だったが、これがワンパターンになるか一例になるかで今後の評価が変わるだろう。

今作の敵は、幹部がけしかける怪物ではなく悪の妖精がキラキラルを取り込んで怪物化する仕様であることを踏まえると、殴り合いでの解決は避けたかったのかも。奪うだけの彼らが与える存在になれるのかどうか――その辺の今後も注目していきたい。