キラキラ☆プリキュア アラモード 第4話『3人そろってレッツ・ラ・まぜまぜ!』感想

第4話『3人そろってレッツ・ラ・まぜまぜ!』視聴。今回はいちかとひまり、そしてあおいとも懇意にしている(?)まりこさんのためにシュークリームをつくるお話。共通の知り合いのためにお菓子をつくり、そこでの失敗を通じての成長と3人の関係の深まりが描かれた……のだが、今回はちょっとアレだった。いや、ちょっとどころじゃなかった。

今回はまりこさんの為にシュークリームをつくる回なのだが、彼女を一目見て感じたのは「誰!?」だった。これまでのお話で絡んでいないキャラクターだのに視聴者サイドに対する説明的な描写がまるでないから困惑するしかない。結局最後までどういう関係かわからなかった。どのくらい描写不足かって、公式サイトでのあらすじを読んではじめて洋菓子屋の娘だとわかるレベル。

まりこさん自身の掘り下げがなければ、いちか達の彼女に対する気持ちもいまいちわからない。結局3人でお菓子作りをする為の口実といってしまえばそれまでなのだけど、スイーツに気持ちを込めることに意義を見出しているこの作品でそれはコンセプト的に不味いだろう。まりこさんに対する大好きを視聴者に共有させる必要があったんでないの?

3人でお菓子作りをすることになった経緯もすっ飛ばしていたしね。「立神さんはまりこさんとどういったお知り合いなの?」みたいなやり取りから関係を掘り下げ……られなかったのかしら。制作サイドからしてまりこさんに無関心だったのではないかと邪推してしまう。

失敗続きから逃げてしまった彼女たちが思い直したきっかけも、「まりこさんへの気持ち」ではなく「3人でのスイーツ作りの楽しさ」だった辺りがもうね。そういう流れにしたいのならゲストキャラ自体がいらなかった。ギャグパートが多いとかそういうことではなく、物語として軽薄だった気がする。仏作って魂入れずというか。

ストーリーテリングが酷いが、今回は作画もいまいち。天丼ギャグといい、やたら多い顔のアップする演出といい、手を抜いているのが伝わってくる。しょうがない部分もあるのだろうが、よりにもよって困難から目先の用事に逃げてしまった彼女たちが復活する回で手を抜くなよ……。

今回はアカンわ……。

良かった点は冒頭のいちかとひまりの仲良しっぷりかな。ふたりが並んでニコニコしているだけで結構癒される。これからも磁石みたいに引っ付いていて欲しい。

ふたりが好き過ぎて並んでいるだけで笑顔になってしまうのです。

第4話は子供向けというよりは子供騙しの回だった。あらすじは悪くなかっただけに調理法を誤っていたのが残念。取り敢えず作品コンセプトは大事にして欲しいかな、1話と2話は偶然の産物でないところをみせてほしい。今回はちょっとフォローする気が起きなかった。