けものフレンズ第8話『ぺぱぷらいぶ』感想

ペンギンアイドルユニット「PPP(ぺパプ)」のライブチケットを手に入れたサーバルちゃん達はみずべちほーへジャパリバスを走らせます。ライブ会場にはフレンズがたくさん。ラッキービーストがもう一人いることにかばんちゃんが驚きますが、サーバルちゃんにとってそれは常識のようです。

「ボス、ふたつ貰うね?」「でも、珍しいね。同じ場所にボスがいるなんて」

「今日はフレンズがたくさんいるからね」と返すラッキービースト。やはりガイドと兼任してフレンズ達の管理をしている模様。入手手段が不明だったジャパリまんだが、ラッキービーストが提供を担っていることや、そこから敬意を込めてボスと呼ばれている可能性が出てきたね。

会場が混んでいることから近くにあった木に登ることにしたサーバルちゃんたち。木登りが上手くなったと褒められるかばんちゃんでしたが、まさか第1話のアレが伏線だったとは……。仲良く並んでイベントをたのしもうとするふたりの横で、なにやら「はあはあ」している挙動不審のフレンズが。彼女もペパプのイベントをたのしみにやってきたアイドルオタクみたい。

「そうよ。記念すべき初回のイベント……3代目の立ち上げからみられるなんて、いい時代にうまれたわあ……」

立ち上げとライブ告知するだけの初回イベントで混雑するなんて先代の影響力マジぱねえのです。どこぞのアグニカ・カイエルの魂がみたら血涙流すレベルですよ。2代目が解散してからかなりの年月が経っているのか、フレンズが短命なのか、言い回しがちょっと不穏。マーゲイが大袈裟なだけかもしれないが。

「「「「「5人揃って……ペパプ!」」」」」

会場は盛り上がったもののグダグダのまま終了し、控え室で反省会。リーダーはコウテイペンギンのコウテイだが、実質メンバーをまとめているのはロイヤルペンギンのプリンセスの模様。本番に向けて練習をしているところに、プラチナチケットを手にしたサーバルちゃんがやってきます。

練習風景をみてペパプを褒めるマーゲイさん。声真似をしながらの熱い解説がマジもんのオタクらしさが出ていて心底気持ち悪い。凄い。その口ぶりから、先代を知っているのか尋ねられたマーゲイさんは図書館をはじめして他でも色々と調べたと答えます。初代と比べて自分はどうかと尋ねるペパプメンバーでしたが、なにやらプリンセスの様子が……?

イベント当日。本番前に気合をいれるペパプをみて、四人のときよりボリュームが出ていいとマーゲイさんが絶賛します。ペパプは初代は4人、2代目は3人だったとのこと。実はロイヤルペンギンは先代アイドルのときにはいなかった為、それを気にしていたのです。地雷が爆発したプリンセスは捨て台詞を吐いて出て行ってしまいます。

「いいの。もう、舞台も怖いから……」「最初からずっとこうよ! 今までいなかったロイヤルペンギンが。お客さんに、どう思われるか、それが怖いから、あの子たちを無理に巻き込んだの」

ネガるプリンセスを拉致るサーバルちゃん。舞台ではプリンセス不在のペパプがトークライブをしており、思い出話を交えながらプリンセスを舞台に促します。そして、マーゲイさんのアテレコとサーバルちゃんの雑な突き落としで無理矢理出番を与えられたプリンセス。でも、なんだかいい感じ。

「1曲目行くわよ!」「大空ドリーマー!」「ぱぱ ぴぷ ぺぺ ぽぱっぽー ぱぱ ぺぱぷ 空は飛べないけど~夢のツバサがある~♪」

「じゃあ、次の曲! ようこそジャパリパークへ!」

ライブは無事成功。今回の件で気に入られたのか、マーゲイはペパプのマネージャーに決定されます。

「次は海の近くでライブがしたいぜ」「知らないのか? パークのまわりはぜーんぶ海なんだぞ?」「ヒトが住んでたところ探してるんだって?」「確か最後、港で目撃されたのよね」「え……でも、相当昔よ? もういないでしょ」

コウテイがマゾという有力な情報を得たかばんちゃんは、港に行くことになったのでした。

第8話終了。今回はかばんちゃんとサーバルちゃんではなく、プリンセスの主役回だった印象。まあ、雑にプリンセスを回収するサーバルちゃんの仕事っぷりに笑わせてもらったので存在感はあったけど。有無を言わさずわきに抱えて拉致するサーバルちゃん好き。

かばんちゃんのときも思ったけど、サーバルちゃんは初対面に近い相手でも「らしくないよ!」といって励ます傾向があるらしい。これは彼女がいい加減な子という訳ではなく、他者に対する無条件の信頼から来ているのだと考えるとあったかくなるよ。すごーい!

今回気になったのはPPPの代替わりだね。アイドルという概念からして手探りだったみたいだし、メンバーですら先代を知らない辺り結構な年月が経っている模様。先代は動物のペンギンだったのか、それとも別個体のフレンズだったのか……。なんだか、今回のプリンセスの態度をみるに、フレンズはFF11のガルカみたいに転生を繰り返す存在であることを匂わせるニュアンスでもあったんだけど。そう考えると新規参入のプリンセスは確かにつらいよなあ。

まあ、何にせよ今回も面白かった。ぺぱぷはデザインが可愛いし、元の動物を強く意識してモデリングを動かしているのがわかるので感心する他ない。アイドルとしての正当性を持たないプリンセスを必要な存在だとメンバーが受け入れてくれるシーンで感動したね。「けものはいてものけものはいない」を歌っているPPPが身を以って示してくれたわけだし。

喧嘩してすっちゃかめっちゃかしても仲良し。本当の愛はここにある。

次回はかばんちゃんが港を目指すお話。話ぶりからするとジャパリパークは島にあるみたいだね。まあ、大きく分けると日本列島も島な訳だけど。港は港でも実は宇宙港とか、そういうオチがきたらどうしよう。オーガストはそういうことする。