けものフレンズ第9話『ゆきやまちほー』感想

「サーバルちゃん!? どうして……どうして、こんなことに」

ジャパリバスでゆきやまちほーを進む一行。辺り一面の雪にサーバルちゃんは「触ってみたい!」と大興奮。かばんちゃんもそれに同調し、ジャパリバスから降りて冷たくて綺麗な雪を堪能します。間も無くサーバルちゃんが雪山から登る白い何かを発見。「お湯」という聞きなれない単語を聞いたふたりは、ボスに引率されて登山コースから徒歩で向かうことに。

「大丈夫だよ! ちょっとお湯をみるだけだし、楽しみだね!」

「こんなに天気が変わるなんて……前がみえないよ……」

即オチ2コマでガクブルするサーバルちゃん。ボスも完全に凍結してしまい非常に不味いことに、かばんちゃんはかまくらを作り何とか吹雪から身を護ります。ふたりで吹雪がやむのを待っていると、ぼそぼそと話し声が。次の瞬間、外壁を突き破って何者かの頭部が生えてきました。

「わたしはギンギツネ。こっちの子がキタキツネ」

キツネのフレンズとお知り合いになるかばんちゃん達。寒さを舐めてると死んじゃうというもっともな説教を受け、懐炉のようなものを渡されます。彼女たちはいつも使っている装置が動いていないようなので様子を見に行く途中なのだとか、ちょうど吹雪が止んできたので一緒に行動をすることに。

「わあ、暖かいよ! これ、入ったらすっごく気持ちいいんじゃ……!」

「そっちはただの氷水」

冒頭回収。

「やっぱり、湯の花が詰まってたのね」「湯の花が多いときって、セルリアンも多いよね」

「サーバルちゃん、ここももしかしてアトラクションなのかな?」

「いやー、セルリアンの調査に来て温泉がみつかるとは……ふあー」「昨日の事件を見るにセルリアンはサンドスターを奪っている……というか、食べているのではと考えられます」「ですので、万一フレンズさんが食べられた場合。サンドスター由来の技や個性が消滅。元動物に戻る、消滅してしまう……などありえるのではと。まだ予測の域ですが」

「みらいさ~ん、見て見て! これって海じゃないの!?」

「ええ? それは海じゃないですよ」

声の主にサーバルちゃんは心当たりがあるようで……? ギンギツネさん達と合流したサーバルちゃんはサンドスターのでる山が近くにあることに気付きます。色んな逸話があり、神聖な場所だから入るには博士の許可がいるらしい。一方、キタキツネさんが何かの気配に気付きます。

で、出たー! あまりの大群に速攻で絶望する一行。

「かばんちゃんに任せて! こういうとき、いっつも良いアイデア出してくれるの!」

厚い信頼によるムチャ振り。かばんちゃんは即席でソリをつくり、セルリアンからの難を逃れます。

「もう少しして落ち着いたら下山しましょう。一応、後でハンターにも連絡しておくわね」

ハンター? セルリアンを狩るフレンズなのかな?

施設に到着したフレンズは入浴。服のまま入ってもいいのか疑問に感じているかばんちゃんをみて、フレンズたちはようやく自分たちの毛皮が着脱可能であることを認識します。

「すごい発見だわ!」

「へえ、服を脱ぐとツルツルになるのね」

全員で服を脱いでお風呂。ギンギツネさんから港にソリの大きいのがあり、海の上を移動出来るらしい情報を貰います。温泉からあがったふたりはジャパリバスで出発。この峠を越えたらいよいよ海――でしたが、ボスからの勧めで宿泊所に一泊することに。海まではもうちょっとかかるんじゃよ。

第9話『ゆきやまちほー』終了。情報量が多い充実した回だった。やっぱりラッキービーストの録音によるミライお姉さんと先代サーバルちゃん(?)の会話は印象に残ったのです。無機物でもサンドスターに当たるとフレンズ化するみたいだし、アライさん達の会話も考慮すると、帽子がフレンズ化して去ってしまったことを「盗まれた」と表現している可能性が。

セルリアンはサンドスターを食すらしいので、サンドスターでヒト化しているフレンズも捕食対象。第1話でかばんちゃんを確認するや否や捕食しようとしている為。まあ、そうなんだろうなって感じ。

サンドスターで構成されているフレンズは、実在の生物とは違って排泄をしたり汚れたりはしない存在なのかな。そうでなきゃ今回の件みたいに自分の体に無関心ではいられないと思う。アプリ終了後の世界であり、生物ですらないってオチな気がするなあ、やっぱり。

雪山でこの薄着は無知ですまされるレベルじゃねぇのです。色々計算した上で作られているようでもあるし、偶然の産物のようでもある。なんにせよ面白いのです。今回のお気に入りシーンは、かまくらを気に入ってダラダラしようとするキタキツネさんや、サーバルちゃんがソリをひとりで押したところかな。サーバルちゃんが完全に力仕事担当になっているのが笑える。

悲しいのは確実に物語が終わりに向かっていることだね。教育番組的な作品として延々かばんちゃん&サーバルちゃんの物語をやって欲しい気持ちがある。サーバルちゃんが想像した海が水溜りみたいなデザインな辺りが胸をざわつかせる。かばんちゃんの先行きがまるで見えないから、本当どうなっちゃうんだろうって。

かわいい。つらい。

おもしろそうだった。