キラキラ☆プリキュア アラモード 第18話『ウワサの主は強敵ビブリー!』感想

近ごろ、キラパティにやってくるお客さんが減っている…。
どうやら、キラパティのスイーツを食べると悪いことが起こるという、
変なウワサが広まっているみたい。

元気にふるまっているいちかだけど、心の中ではモヤモヤ…。

いちかが心配なひまり、あおい、あきら、ゆかりは
キラパティを立て直すために、自分たちにできることをがんばるんだ。

みんなのがんばりに励まされたいちかは、
新作のスイーツをおもいつく。
「キラッとひらめいた!」

新作のスイーツでまた開店したキラパティだけど…

第18話は、最後の実験で退場したジュリオに代わって新幹部的なキャラクターであるビブリーがキラパティに仕掛けてくるお話でした。ゴスロリチックな衣装を纏い、無貌のお人形を抱えている様は、見るからに性格悪そうなビジュアルで大変よろしくてよ。

ノワール様から頂いたロッドを壊してしまったジュリオを煽って怒らせたり、キラキラルを集めるついでに楽しそうにしているのがムカツクという理由でキラパティを貶めようとしたりとなかなかいい性格をしていましたが、主であるノワール様に対しては愛情を交えた忠誠を誓っていたりとなかなか面白い一面も持っていました。

たった一話でゆかりさんに尻尾をつかまれている辺りも、おハーブ生えましてよ。

戦闘はキラキラルを吸収して巨大化したお人形イル(愛の化身)で行う――でいいのかしら、今回はノワール様にキラキラルを届けるために制限ターン中にマップ端に撤退しようとしていただけなのでいまいち断定は出来ませんわね。

ただまあ、超人的な身体能力は持っているものの生身のゆかりさんに尻餅をつかされていたのでビブリー自身の戦闘力はいまいちかも。やはり吸収したキラキラルによって変化するイルの撤退を妨害するのが今後のバトルの中心になると思われますわ。

そんな訳で、新幹部ビブリーやキュアパルフェである(?)シエルといった新キャラクターの登場。ジュリオ達の主であるノワール様の名前が出てきたりと新要素盛りだくさんの回でしたわ。

悪評による客離れの危機をコミカルに立ち回りつつもジュリオとのやり取りを回想して自信を喪失しかけたいちかさんが、他のメンバーの頑張りを目の当たりにして奮起する展開はなかなかに素晴らしいものがありましたわ。

少年にスイーツを食べてもらい、気持ちが伝わっていることに目を潤ませるシーンは新展開への導入をしつつも初心に立ち返るいいシーンだったと思います。ただまあ、これまでの客が帰ってきたわけではなく新規開拓に成功しただけなのでいちかさんの当初の希望とは食い違っている印象は受けましたけど。

さて。今回でようやく黒幕であろうノワール様の名前が出てきました。これまでの悪役はジュリオも含めて単発の愉快犯みたいなものだったのでふわふわしていましたが、ここにきて物語のほうに筋が通りそうです。いったいどういう存在なのですかしら、ノワール様って。

……きっと神様のような存在に違いありませんわ。

次元を超えてやって来た三次元人であることを自称し、ハッピーエンドにも飽きてきたという理由でプリキュアが死ぬエンディングで締め括ろうとするのでしょうね。プリキュアの活躍を望む視聴者の心こそが真のノワールであるというメタフィクションに立った展開が待っていることでしょう。

最終的には、ノワール様もプリキュアと同等の二次元人であることを悟って消滅ですわ。

「そうか、この私もただのゲームの駒だったか……「巨大な悪」という名前の……」

オチはプリキュアたちが画面に向かって「目玉野郎!」と口々に罵る感じでひとつ。熱――燃えていたあの時。スイーツに身を任せよう――ぐるぐるまわって、落ちていくのだ(キャンディロッドを回転させながら)。