武装神姫 第1話「大切なもの見つけました。」

「マスター、起きて下さい。朝でーす!」

海外生活から帰国した理人は、高校入学初日、アーンヴァル型の神姫・アンに起こされ慌しい朝を迎えた。
大量の引越し荷物の中から出てきたのは、アルトアイネス型のアイネス、アルトレーネ型のレーネ。
全高15センチの彼女たちにとっては、片付けは大仕事!マスターのためにはりきる3人が、
掃除や片づけを一生懸命進めていると、「大切」と書かれている箱が…。

この箱の中身はいったい…理人の「大切」なものとは?

神姫とは、人間の補佐をするために作られた全高15センチのパートナー。
知性と感情を備え、マスターである人間に尽くし、仕える。
その神姫に人々は、思い思いの武器・装甲を装備させ、戦わせた。
名誉のため、強さの証明のため、あるいはただ勝利のために。
マスターに従い、武装して戦いに赴く彼女らを人は、「武装神姫」と呼ぶ……。

『武装神姫』は2012年に放送されたアニメですわ。冒頭のナレーションや無駄にクオリティの高いバトルシーンは殆どフェイク。実際の内容は『とっとこハム太郎』に主人公不在のハーレム要素を混ぜたような非日常な日常アニメですの。当時のわたくしはこれにドハマリして暗い部屋のなかで口をあんぐり開けながら延々リピート再生したものです。抗うつ剤打たれたのはいい思い出ですわ。

第01話はマスターが学校へ行っている間に荷解きをする回でした。それぞれ個性的な神姫ですが、共通してマスターである理人さんに対してプログラムされていない胸のざわめきを抱えているのが見て取れるのが可愛らしくてよ。

ラブレターらしきものを発見してしまった際に「このなかの誰かに宛てたものかもしれない」という発想を真っ先にしてしまう辺りが凄まじかったですわね。

「……ボ、ボク?」「いえ、わたしかも!」

いいですわね。こういう根本的な違いをまったく無視する戦乙女っぷり。

でもまあ、こっちでも神姫に豚と呼ばれて喜んでいる下僕やら、惨事嫁から逃げるように駅のロッカーに住まわせて逢引しているリーマンやらが居たので、人間と神姫の恋愛がポピュラーになっている世界なのかもしれませんわね。

「でも、わたしたちじゃなくて人間の女の子宛てかも……」「ええー!? それはちょっぴり、嫌です……」

仮に人間の女の子といい感じになった場合、姑化しそうですわね。……少子化まったなし。

手紙が風に飛ばされるというアクシデントがあったものの無事に回収。手紙が原因で諍いが起きてしまい、銃弾で手紙を少し破いてしまった去年の大会準優勝者さんにアンがぶち切れます。蹴りを入れて掴みかかり、高速で岩に激突させるというフィジカルと理人さんへの想いの強さをみせつけてくれましたわ。

破損させてしまったことを気に病むアンでしたが、大切なものは手紙ではなくアンとの思い出の神姫ハウスだったというオチ。拗ねるアイネスが可愛い。

何というか、この作品はハーレムアニメのヒロイン視点をたのしむアニメなのです。理人さんのために行動し、一喜一憂する彼女たちを眺めてたのしむのですわ。

……!?