キラキラ☆プリキュア アラモード 第22話『やめてジュリオ!憎しみのキラキラル!』感想

ホイップたちの前にジュリオが現れる。
その姿を見て、はっとするキラリン。

なんとジュリオは、キラリンがずっと探していた
双子の弟・ピカリオだった!

だが、姉であるキラリンに、ジュリオは攻撃をしてきて…!?

キラリンをかばって、ジュリオの攻撃にキラキラルをはなつホイップ。
ふたつの力がぶつかって、大爆発!
みんなで地下の大空洞に落ちていってしまう。

キラキラルがただよう不思議な地下空洞で、キラリンはパリでの出来事を話し出す。
キラリンとピカリオは、一緒にパティシエを目指して修行していたが、
ある日、突然ピカリオが出ていってしまったのだという。

どうしてこうなってしまったのかわからないというキラリン。
そこにジュリオが現れて、その理由を話し始めるのだった…。

第22話はピカリオが闇堕ちするまでの経緯が明かされ、それを肉体言語で理解したホイップが浄化するという流れでしたわ。「いたい… いたいよ ジュリオ!」と言いながらもジュリオを受け止めようとするホイップの姿に胸が熱くなりましたわ。薄い本のネタにされること間違いなしです。

闇堕ちの経緯は割りと切実でしたわね。人間化というわかりやすいカタチで姉との才能の差を突きつけられたところで追い討ちをかけるように「留学の成果ナシ」と取れる発言をされたら絶望もするでしょう。姉が自分に無関心な一方、理解を示しつつ即物的な救いを与えてくれたノワール様に心酔するのはもっともかと。

踏ん張りどころで闇へと誘ってしまうノワール様は未来ある女児童に向けたアニメにおいて悪役なのは確かだけど、才能のない者に別の道を指し示すのはこれはこれで優しさですわよね。その辺を考慮してか、ピカリオのスイーツ作りはいちかと同様のスタンスであり、技術特化のキラリンよりもプリキュアの才能があったとも取れる描写がされていました。

自身の才能に見切りをつけてしまったピカリオの弱さ。そこに付け込んだノワール様。そしてドン・サウザンドが悪い――ということですわね。プリキュアの適正とスイーツの技術が実のところあんまり関係ないことを知っていればここまでこじれなかったのですが……。

必要なのは感受性と共感性。心じゃよ。いちかは当然として。他のメンバーもジュリオの心の奥底にある感情を感じ取り、理解を示していたことから、その辺の感性が優れているのでしょうね。何にせよ、ここに到るまでの伏線がバリバリ回収された清々しい回でした。

次週はキラリンが闇堕ちする模様。充実していたパリでの修行に目が眩んで身内の苦悩に鈍感になっていたことを自覚させられた挙句、せっかく再会しても何も出来ずに生き別れの他人であるいちかに尻拭いをされてしまったのですから自信喪失も無理からぬことかと。

まあ安否はネタバレされているので多い日も安心ですけど。どちらかといえばビブリーやノワール様のほうが心配ですわね。次回予告でイルとの合体をしているような描写がありますし、ろくに見せ場もないままキュアパルフェに浄化されて終わったら――と思うと気が気ではありませんわ。

ジュリオもビブリーもいなくなったあの家で、ノワール様が寂しそうにしょんぼりするような展開になったら可哀想。大きなお友達からの人気は獲得出来そうですけど。