キラキラ☆プリキュア アラモード 第23話『翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ!』感想

ジュリオの正体は、キラリンの双子の弟・ピカリオだった!

「ノワール様は俺に力を与えてくれた。
だから俺たちは、闇に変えたキラキラルで世界を染めてやるんだピカ!」

そんなピカリオの言葉を聞いたキラリンは、
一緒にいながらピカリオを止められなかった自分を責め、
その場から去っていってしまう。

お店も休みにして、ひとり悩むシエル。
その姿を見てあざ笑うピカリオ。
ノワールのしもべとなったピカリオは、
もはやスイーツが作れない体になっていた。

「私がピカリオを追い詰めた…やっぱり私、最低だ…!」
ますます自分を責め、自分に憎しみを向けるシエル。

その時、ノワールが現れた…!

第23話『翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ!』を視聴しましたわ。シエル闇堕ち。からの復活。ビブリーの執念。ピカリオの消滅――などなど、詰め放題の袋に可能な限り詰め込んだって感じの内容でしたわね。本来であれば2話にわけてじっくり描写するようなお話を1話にまとめている辺りが駆ける虹色ペガサスを連想させてよ。

キュアパルフェの変身&戦闘シーンが無茶苦茶気合入っている一方で、他の部分は結構なおざり。絶望からの即堕ち2コマな立ち直りやピカリオの雑な扱いには思わず口元がにやけましたわ。特に脳髄を刺激したのはキュアパルフェを援護するメンバーの作画ですわね。ゲッターチーム感が出ていて面白かったですわ。

ひとつのせいぎはひゃくまんパワー。

第23話を視聴していて印象に残ったのはキュアパルフェ……ではなく、ノワール様です。シエルの絶望を感知するや、颯爽と現れて負の感情を肯定しつつ救いの手をさし伸ばすノワール様が素敵。目的も何もかも不明ですが、いまのところは単純な悪役というよりはプリキュアとは違う方向性でキラキラルで元気を与える存在といった印象を受けました。

絶望で視野が狭まった者を悪魔的に誘導する辺りは吐き気を催す邪悪なのですが、心酔しているビブリーや浄化されてもなお敬称をつけるピカリオをみている限り、闇堕ちした者にとって彼の存在が救いであったことは確かなのでしょう。悪意によるものではなく、心底よかれと思ってこういったアクションを取り続けている可能性もありますわね。

いまのところノワール様は相手の気持ちを察して手伝いをしているだけであって、失敗を咎めたり、悪事を強要しているシーンもありませんわ。大体、今回ピカリオとキラリンが和解出来たのはノワール様のおかげです。

ピカリオの本心を引き出すためにマクー空間へと誘うノワール様。

明らかに威力を抑えた弓を放つノワール様。

ピカリオの気持ちを察して、あえて泥を被ったように見えます。自身の放った弓矢から身を挺してシエルを庇ったジュリオをみて(フ……ようやく素直になったかジュリオ)とか思ってそうですわ。矢を受けたジュリオも「心配するな」とキラリンに声をかけていましたし、矢を受けた瞬間にノワール様の親心に気付いてキラリンの背中を押したのではないかしら?

そんな訳で、ノワール様いい人説を推しますわ。

最期までピカリオはノワール様を悪く言いませんでした。持たざる者にとって負の感情が救いになる場合があります。修行中のキラリンのように正の感情が無自覚に誰を傷つける場合だってある。その辺にどう折り合いをつけるのか、今後がたのしみですわね。