ted

いじめられっ子からも無視される孤独なジョンは、クリスマスプレゼントとして贈られたテディベアと友人になれるように祈る。彼の願いが通じたのか、テディベアに魂が宿り、ジョンにとって唯一無二の親友テッドとなる。それから27年の月日が経ち、中年となっても親友同士であるジョン(マーク・ウォールバーグ)とテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる彼らにジョンの恋人ロリー(ミラ・クニス)はあきれ気味。ジョンに、自分とテッドのどちらかを選べと迫る。

命が宿ったティディベア『テッド』と、大人になりきれない中年男の友情を描いたファンタジーコメディです。可愛らしい見た目と、その発言・行動のギャップを前面に打ち出したキャラクター戦略によりミラクルヒットを飛ばしたわ。一時期はゲームセンターのプライズ景品として引っ張りダコになり、サブカルクソ女から100円玉を吸い上げたわね。

内容としてはジョンが恋人であるロリーから「テディベアとアテクシどっちを取るの?」とヒスられた挙句、なあなあで許されるというもの。ウィットな毒舌や下ネタ。80年代カルチャーを筆頭としたローカルネタで笑わせにくるという、大々的な宣伝の割にはオタクによるオタクのためのニッチな映画だったわね。

本来なら狭い受け皿を、中年テディベアを介することでフィーリングでたのしめるようになっていたのが見事だったわ。冒頭の綺麗なテディベアからの転落が笑いどころなので、オープニング以降は蛇足に感じましたけど。

アメリカ文化に詳しい方なら骨の髄までたのしめるのでしょうが、教養というものをママの胎内に忘れてきたわたくしにはちょーっと難しかったですわね。『ナイトライダー』や『フラッシュ・ゴードン』のテーマ曲が流れた際に脊髄反射出来た程度です。後者で反応出来たのが『THEビッグオー』を観たことがあるからというレベルなのでどうしようもなくてよ。