夜明け前より瑠璃色な

『夜明け前より瑠璃色な』は、2005年にオーガストから発売された月のお姫様ホームステイADVです。2006年にはテレビアニメ『夜明け前より瑠璃色な ~Crescent Love~』が放送され、ジャパンアニメーションの底力をみせつける圧倒的なキャベツの描き込みにより、伝説を後世に残しました。

内容は、月からのこのこホームステイにやってきた姫様を平民の主人公が股間のロストテクノロジーで毒牙にかけるというもの。彼女を筆頭に、登場するヒロインはどいつもこいつも恋愛成就までの障害が用意されており、そこのところをどうにかするまでのお話になっています。

わたくし的に面白かったのは、妹である朝霧麻衣たんのシナリオですね。義理の兄妹であることを周囲に隠して実の兄妹として振舞ってきたふたりのタガが外れるというややインモラルなお話なのですが、「こらえていた想い」だの幼少期からお互いに恋愛感情を秘めていたかのような描写が何ともいえないアシッド感を醸し出していてよかったです。

他ヒロインに主人公が流れた際には明るく祝福してくれる麻衣たんだけど、影ではこっそり泣きながらオナ狂いしているのかな――なんて考えると、思わずスマイルがこぼれました。

Hシーンは各キャラ3~4回。フィーナ姫だけ5回と王族と平民の違いをみせつけてくれます。

基本的には和姦です。ただまあ、「マジでやるんですか?」と思わず敬語で尋ねたくなるシチュエーションが散見されます。文字通りすむ世界が違うのにガッツリ中田氏するわ、一家の大黒柱と職場で盛るわ、センシティブなわたくしはザリガニの如く後ろに跳ね飛びたくなりました。

特にアレだったのは、リースとかいうクソガキに手を出したときですね。

他ヒロインよりも圧倒的にボリュームが少ないためか主人公の気持ちの変化が唐突なのですが、それが奇跡的なバランスになってシニカルな笑いを提供してくれます。他ヒロインを相手に散々悩み倒してきたのとは対照的に、しつこく粘着した後、さっくりドキドキドッキングを敢行する主人公の姿に見る目が変わること請け合い。是非一度確かめて欲しいところですね。